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転職は”What”よりも”Why”と”How”

転職決定実績

みなさん、こんにちは。自立型人材の転職・キャリア支援を行うアクシス・代表コンサルタントの末永雄大です。

今回も転職のプロの視点から、転職・キャリアについてのノウハウを惜しみなくレクチャーしてまいります。

転職は”What”よりも”Why”と”How”

転職決定者とのお祝いランチ

先週末に引き続き、今週末も転職者と入社お祝いランチでした!

ちなみに明日もでして、お客様と、こういったお祝いの機会を共有する事が何よりの楽しみだったりします。

先週末ご一緒したAさんは、結構お手伝いに時間がかかった方だけに非常に嬉しいです^ ^

いつも通り入社後の心構えや処世術等について一通りお話させていただいた後に、Aさんから改まった感じでご質問いただきました。

Aさんは、もともと弊社からご紹介させていただいた企業と、他社から紹介を受けた企業の合計二社から、内定をもらっており、非常に迷われていました。

転職者Aさん:「末永さんは、意思決定する前に、自社が紹介した企業に入社してもらった方が利益になるはずなのに、もう一方の企業に対して良くも悪くも何も言わず、オススメ本だけ紹介して、自分で考え納得した上で決めると良いですよ、と自分の意思を急かさず、尊重してくださったと強く感じました。正直ずっと不思議でした。なぜですか?」

僕からすれば、当たり前な事を当たり前にしているだけだったので、驚きましたが、やはりちゃんとお客様は見てくれているものだなぁと。

嬉しい気持ちと同時に、日々の姿勢が見られている事を改めて気を引き締められました。

転職者Aさんの質問への回答

ちなみに、上記のAさんからのご質問に対して、僕からは以下のようにお応えさせていただきました。

  • ・候補者の人生と、企業の採用活動、どちらが大事か。やり直しや替えがきかないのはどちらか。それは言うまでもなく、候補者の人生です。企業の採用活動は、とは言えビジネスです(重要である事に変わりありませんが)。ですので、当社にとって求人企業様もとても非常に大事なお客様である事は間違いないですが、あえて「どちらが重要か?」と問われれば、迷う事なく、候補者の人生と答えさせていただくというポリシーで仕事をさせていただいています。
  • ・Aさんにとってもそうですが、企業にとっても、採用はゴールではなくスタートです。入社した候補者の方が、定着・活躍してナンボです。候補者の方が実際にどういった意思で入社意思を決めたかが、その企業に入社後の定着と活躍に大きく影響があると思っています。仮に、僕が強烈にAさんを口説いたとして、「僕に口説かれたから」というくらいの受け身な理由でなら、弊社にとって同時に大切なお客様である求人企業様にも、正直入社してほしくありません。
  • ・Aさんにとって、できる限り志向に沿った求人というWhatをご提案し、一緒に選定していくのが僕の役割です。ただ僕ができるのはそこまでです。最低ラインのフィット感のある企業や環境に入社すれば、ミスマッチはなく、一定の充実は得られるかもしれません。でも、良い環境があればそれだけで、Aさんが本当の意味で仕事を通して、幸せになれる程、甘いものではありません。Aさんの入社後の充実や活躍を考えれば、どの企業に入社するか(What)よりも、なぜAさんはその企業を選び、入社するのか?(Why)、そして、その職務・環境の中で、どのような仕事をしていきたいのか?(How)の方が、よっぽど重要だと考えています。それを自分で考えて、言語化して、決断して欲しかった、それだけです。

キザや偽善、暑苦しく聞こえるかもしれませんが、実際、本気です。

それくらい、個人の人生を左右しかねないのが転職や仕事だと思っています。

人1人の人生を扱う、この仕事・事業を行なうには、本来それくらいの覚悟が必要です。

Aさんおめでとうございます!
引き続き応援します^ ^

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